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里山エッセイ



吉野川の河口から帰路に着く

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こんばんは fumicaです。

夕暮れ時、河口から次々と鳥たちの連隊がやってきます。
ねぐらはどちら?

コメント

どこから来て、どこに帰るのだろう?
鈎になり竿になり・・・私が徳島に来ていちばん感動した風景は
川を渡るこの鳥たちの隊列でした。

結婚してすぐ川内に住んでいましたから、そして始めは仕事に通っていましたから、夕暮れの吉野川を毎日渡ったのでした。

あの時の鳥はいるはずもないけれど、流れる水はとどまることはないけれど、感動はいつまでもとどめておきたいと思います。

雁のVの字を見ると小学校の冬の帰り道を思い出します。おそらく学校から一番遠い所に住んでいたので、学校の門を出たときには、10人以上だったのに、辻がくるたびに、ひとり減り、またひとり減りして、最後はいつも、ひとりぼっちの帰り道になってしまうのでした。まっすぐ帰ればいいものを、明日また会えるのに、今日の別れが惜しくて、道草するから、家に帰りつくころには真っ暗ということがよくありました。どんどん暗くなっていく空をみながら、雁のⅤの字の一番後ろを追いかけて、冷たい川風の吹く千切り山川の土手を走って帰ったのでした。

中学の時、雁のVの字の頂点は、別にリーダーというわけではなく、早く帰りたいやつなんだと先生より教わり、なんとなく共感がもてたのも覚えています。

4羽。18羽。20・・・いっぱい。

数を読んでもおっつかないほどの大群。

つめたい風の中、たたずんで眺めていると先頭はどんどん代わっていきます。

そうですか。早く帰りたい鳥が前に前にでていくのですね。

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