里山エッセイ
無花果。
明日食べ頃だと思ったら、烏に先に食べられてることが多いです。
袋でもかぶせておけばいいのかな?

コメント
豆福ちゃんの帽子にイチジクの実が似合っているー。
或る窯元で木の葉天目を見ました。その葉っぱがイチジクだったのですが、黒い皿の上に葉脈がくっきり残った味わい深い大皿でした。天目釉を施した皿の上に木の葉を置いて焼いてつくるそうですが、これに適した木の葉の種類と使用する時期をつかむのが難しいと聞きました。悩んでいた時、隣家の果樹園からイチジクの葉が飛んできたので使ったら、見事に美しい姿を現したということです。苦労している姿にイチジクの精が愛の手を差し伸べた?
イチジクも色んな使われかたしますね。
へぇ、天目茶碗は見たことはありますが、イチジクの葉に天目釉とは!おもしろいですねぇ。
イチジクは人間の薬にもなるけれど、ちょっと怖い一面もあります。以前に草木染をしていたときに、イチジクの葉と茎の煎じ汁に、手袋をせずに手をつっこんだまま作業をしてしまいました。
生憎その日はお天気のすこぶる良い日で、日差しが強かったのです。次の日、イチジクの煎じ汁につけた両手首から先は真っ赤になり、やがて極度の日焼け状態に黒く変わりました。一緒に染めをしていた翁は、手の皮が剥け変わるほどひどい状態に。
後でわかったことですが、イチジクの煎じ汁につけていた皮膚は、日にあたると極度の日焼けをするそうです。お医者さんに注意されました。半年は、両手の先が黒いまま過ごしました。
イチジクたべたゃ、あなおそろしゃ・・・・。
いちじくの思い出。昭和21年、戦後間もないこの夏に生まれた私の妹は超未熟児でした。母親が栄養不足のためでした。夏だというのに、湯たんぽの入ったふとんにねかされ、真綿にくるまれていました。小さい命を救うのはただただ母の祈りとおっぱいだけでした。さつまいもばかり食べていた母のおっぱいは、黒い色で、少ししか出ません。近所の人が心配して届けてくれたのがいちじくでした。いちじくはおっぱいにいいよ、と。お腹のすいていた私と弟は、そのいちじくが欲しくてたまりませんでした。でも、小さい命の大切さを知っていた私たちはじっとがまんができました。
いちじくを見ると、だから不覚にも涙がこぼれてしまいます。
その母も91歳、4人の子どもが苦労をかけたので、小さく小さくなってとうとう先日歩けなくなってしまいました。私が今母のためにできることはなんだろう? せめて甘いいちじくを届けよう!